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「空中撮影『ドローン』の魅力」

「空中撮影『ドローン』の魅力」

ドローンと聞くと、美しい空撮映像をイメージされる方は多いと思いますが、搭載カメラでの空撮の他に、ドローンレースのような競技への参加などの楽しみ方もあります。
ドローンは、プロペラを搭載した遠隔操作ができる無人航空機のことで、操縦方法は付属のコントローラーやスマートフォンを用いて行います。
昨今では、ドローンは空撮以外にも物資を運搬できるドローンや、災害救助に役立つドローン、また産業界でも様々活躍しており、一部に軍事的な目的で使用されているドローンなどもあります。
今回は、このドローンの特徴や飛行ルールについてご紹介をしていきます。

■ドローンの楽しみ方

ドローンといえば、楽しみ方は色々ありますが、多くの人が楽しんでいるのは空撮ではないでしょうか。
空撮で収録した映像を見ると、空を飛んでいるかのような圧倒的な臨場感とダイナミックさ、そして人が立ち入れない場所や視点から撮影した映像には、新鮮さと驚きがあり、まさにドローンによる撮影の醍醐味を感じさせてくれます。
現在は、リーズナブルな価格で手に入るドローンも増え、それまでは空撮と言えばプロの仕事で高価なイメージがありましたが、多くの人が空撮映像を楽しめるようになりました。

◇操縦を楽しむなら、ラジコンタイプがおすすめ

ラジコンタイプのドローンは、センサーが搭載されており姿勢制御などが自動で行われる機能もあることから、従来のラジコンヘリと比較して操縦は簡単になりました。
また、ラジコンタイプは簡単な構造のため、低価格な製品も多く初心者の方の入門用としておすすめしたいタイプです。

■タイプ別ドローン紹介

◇200g以下の「トイドローン」

初心者の方におすすめなのが、重量200グラム以下の小型ドローン「トイドローン」です。
特別な免許は不要で、空港周辺や一定の高度を越えなければ、自宅の敷地や飛行練習場で手軽に操縦や空撮を楽しめます。
簡単操作でホバリング(空中で停止状態にあること)できるタイプや、自動追尾するモデルをチョイスすれば自撮りも簡単に楽しめます。

◇操作コントロールできる距離が長い「空撮ドローン」


一般的に空撮を目的としたドローンは、重量200グラム以上のドローンで高性能カメラなどを搭載したタイプです。
通信距離が比較的長いため、遠くからの撮影などの時操作コントロールが可能であることが特徴です。
高画質な映像を撮影して、映像制作や営業用にその映像を活用したい方におすすめのタイプです。
ただし、200グラムを超えるドローンの飛行は航空法が適用されますので、飛行場所によってはわずかな時間でも届け出が必要になり、場所によって管轄が違いますので申請方法も異なってきます。
事前に、国土交通省の許可や飛行ルールを確認しておくことをおすすめします。

◇災害・救助、産業施設の点検などに使う「産業用ドローン」

農業や建設業などの分野では、この「産業用ドローン」が活躍しています。
上空から農薬の散布を行ったり、人が入り込めないような場所を撮影したり、産業施設の点検や土地の測量目的などでも使用されています。
産業用ドローン最大の特徴は、カメラ位置を変更できることで、この機能のおかげで使用用途に応じた様々な撮影が可能です。
さらに、高度な自立操縦システムを搭載していることから、飛行制御に抜群の性能を発揮してくれる一台です。

■ドローンで遊ぶときの注意点


機体本体とバッテリーを含め重量200グラム以上のドローンは、ドローン規制法を守らなければなりません。
ドローン規制法とは、国土交通省が制定しているドローンの飛行ルールです。
基本的なルールは、目視できる範囲内での飛行し、飛行時間は日中から日没までまた、人や物件からは30メートル以上の距離を保ち飛行することが義務付けられています。
尚、人工密集地での飛行や150メートル以上の高さの飛行、および空港周辺の飛行は禁止されています。

◇ドローン飛行に必要な資格

ドローン飛行に使用する電波の周波数帯によって、必要な資格があります。
産業用ドローンや、レース用に使用されるFPV(First Person View:一人称視点」)の機種は、電波の混信が少ない5.7GHz帯と5.8GHz帯の周波数を使用するため無線技士の資格が必要です。
5.7GHz帯は、産業用ドローンに使用する電波帯で、第三級陸上特殊無線技士の資格、また5.8GHz帯は、レース用ドローンで使用する電波帯で、アマチュア無線技士4級以上が必要となります。
尚、日本国内では電波の周波数帯が2.4GHz帯に限って、資格なしでもドローンを操縦することは可能です。

◇フライト前に法令をチェック

ドローン飛行は、飛行申請が必要となる場合があり、また飛行許可が出ても、飛行する地域の土地や建物の所有者・自治体・周辺住民の方々への告知や許可も必要となりますので、これらのことを事前に確認をしておくようにしましょう。

■まとめ
ドローン空撮で動画や写真を撮り、それを観賞するだけでも楽しいものです。
感動的な映像や画像を本格的に撮影するには、それに見合ったドローンの機種の選択、各申請手続き、飛行における資格の取得が必要となります。
そして、重要なことは飛行する場所周辺に迷惑をかけないように、ルールとマナーを守ってドローン飛行をすることです。
ただ、そこまで手間をかけても、撮影した映像や画像の素晴らしさには心ゆくまで魅了されてしまう価値がドローンにはあると思います。

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