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「乗馬が楽しい!初めての乗馬を楽しむ方法」

「乗馬が楽しい!初めての乗馬を楽しむ方法」

風を切る疾走感と普段より高い視線で見る景色への新鮮な驚き、馬と一体感で駆け抜ける爽快感など乗馬の魅力は数多いです。
乗馬は、競技のときに着用する服装を見ると、高貴なイメージがしてハードルの高さを感じ、気軽に乗馬を始めるとは言えなくなると思われるかもしれませんが、実は乗馬はもっと気軽なスポーツなのです。
今回は、初心者でも気軽に始められる乗馬について、ご紹介をしていきます。

■乗馬を始めるにあたり

乗馬は年齢や体力、運動神経に関係なく、気軽に楽しめるスポーツです。
普段より目線が高くなり、いつもと違った景色を楽しむことは、ストレスの発散につながりますし、馬と触れ合いながら馬の優しい目を見ていると癒されます。
また、乗馬は普段使わない筋肉も使いますので、筋肉とバランス感覚の両方を鍛えることができそうです。
乗馬を初体験するなら、乗馬クラブの体験コースがおすすめですが、施設内を歩いたり敷地外の自然の中を歩いたり、乗馬クラブの場所や体験内容で、楽しめる内容は千差万別ありますので体験前に十分な調査が必要です。

◇乗馬の基本は、正しい姿勢で騎乗する

乗馬の基本は、騎乗姿勢の確保から始まりますので、姿勢正しく落馬をしないように重心を馬体の中心に置いてバランスを取りながら乗るようにしましょう。
なぜなら、体の重心が前や後ろにかかってしまうと、馬が激しく動いた時に対応しきれず落馬する可能性があるからです。
そうは言っても、それはさほど難しくなく、馬の動きに合わせて自身の体を動かせば馬との一体感が生まれ、上手に乗りこなせることにつながります。
乗馬時の正しい姿勢とは、「頭」「腰」「かかと」が一直線にある状態が理想的で、背筋を伸ばし少し胸を張って、顎を引き前方に視線を向け、脇は開かず腕をまっすぐ脇の横に置いて、肘を曲げて手綱を持ちます。

◇正しい姿勢が取れたら、歩き出す

歩くときは、馬の上で体を固くしてドスンドスンと弾まずに、体全体を柔らかくしなやかにして、馬にとっての自然な動きを邪魔しないように心がけましょう。
また、騎乗者が自信を持って馬に合図を送ることが重要、これをしないと馬は賢い動物ですから、自信なさげに出した合図は見抜かれてしまい、馬に主導権を握られてしまい、全く動こうとしなくなることがあります。
騎乗したら、とにかくリラックスした気分で、馬の動きにリズム良く体を動かして自信を持って手綱を握り馬に接していきましょう。

■常歩(なみあし)は、乗馬における基本の歩き方

常歩で歩くことは、乗馬の基本で上手に常歩をすることができなければ、よりスピードのある速歩(はやあし)や駈歩(かけあし)、そして疾走するスピードの襲歩(しゅうほ)が、きちんとできるはずがありません。
常歩は、右後肢から右前肢へ、そして左後肢から左前肢への順に、肢を動かす歩法で常に二本ないし三本の肢が地面に接しています。
常歩の速さは、分速110メートル、時速にすると6.6キロ程度となります。
歩くときは、馬自体の頭は上下左右に動きますが、騎乗者には前後の揺れのみが体に伝わり、上下の反撞(はんどう=鞍を通じて騎手に伝わる馬の背骨の上下動のこと)はほとんど感じません。
常歩スタートの合図は、馬のお腹をやさしく圧迫してあげて足首を上下に動かして合図を送ります。
初心者の人がやってしまう失敗に、常歩の合図を送る時に必要以上に馬体を蹴ってしまうことです。
足首で合図をするときは、なるべくつま先の位置を変えないように行うことを心がけましょう。
反応が良い馬なら、このようなやさしい合図で動きますが、反応があまり良くない馬は動かないこともありますので、その場合は徐々に合図を強めにして対応してください。
常歩の合図は、動き始めた後も脚で続けて送っていきますが、馬の左肩が前に出たときに右脚を、右肩が前に出たときに左脚をという具合に脚を交互に使って合図を馬に送ります。

■馬の操作は手綱をあまり使わずに、脚と重心で行う

馬を右、左に進路変更したいときに、手綱だけで方向進路をとろうとしてもなかなかうまく歩いてはくれません。
そのため馬を操作する時に、手綱は補助的に使うつもりで操作し方向を換えるときは、曲がりたい方向へ手綱を引きながら、体重を同じ方向へ傾けると思い通りに動いてくれます。
また、馬を止めたいときに手綱を引くように言われますが、手綱の弾き加減で馬がきちんと反応しない場合もありますので、初心者の方にはおすすめできません。
馬を止めたいときは、両方のふくらはぎで馬の体を強くはさんで、体を後ろに反るようにして、手綱を自分の臍のあたりへ引き寄せてください。
こうすると、馬は馬体が起き上がってきた状態で止まりますので、馬自体も止まりやすく、脚で馬体を圧迫するのは停止後の馬の動作をスムーズにするためです。とにかく、手綱は強く引きすぎると馬は痛がり、それから逃れるために首を振り暴れる可能性もありますのでご注意ください。

■まとめ
馬と心を通わせ一体となり、歩いたり走ったりすることは、ひとつの達成感を味わうことにつながります。
馬に触れたり乗ったりすると、精神面や体の健康に良いというホースセラピー療法の効果をもたらしてくれるかもしれません。
乗馬で体を動かし、心地よい疲れと爽快感を味わい、リフレッシュするのはいかがでしょうか。
ヘルメットや服、ブーツなどもレンタルできる乗馬クラブもありますので、休日のレジャーにチャレンジされてはいかがでしょうか。

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