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6.32020
「自転車に乗る『スポーツバイクの種類と特徴』」
「自転車に乗る『スポーツバイクの種類と特徴』」
自転車には様々な種類がありますが、「スポーツバイク」と言うカテゴリーがあるのをご存知ですか。
自転車の楽しみ方によって、自転車の種類を選ぶことができるのがスポーツバイクであれば可能です。
今回は、スポーツバイクのそれぞれの特徴と適した走りのカテゴリーなどをご紹介していきますので、スポーツバイク選びにお役立てください。
■スポーツバイクとは?
スポーツバイクとは、そもそもその名が表しているように、スポーツに適したバイク(自転車)です。
そして、スポーツバイクを選ぶときには、楽しむスポーツにマッチした種類を選ぶことが重要です。
◇ロードバイク
ロードバイクとは、自転車競技であるジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスなど有名なロードレース競技などに使用されるタイプの自転車です。
ロードバイクは、一般的に舗装路でスピードを競うスポーツ走行を目的に作られていますが、ロードレースタイプで街中を走行したり、サイクリングをしたりするロードバイクファンも多く見かけられます。
ロードバイクの一番の特徴は、スピードを出して軽快に走行するために空気抵抗をなるべく受けない走行フォームを維持するために、ハンドル形状はドロップハンドルを使用しています。
その他には、長距離を高速走行するためにタイヤが細くなっていること、ギアもフロントが2段階、リアギアは7段階以上と変速段が豊富であることも特徴です。
価格は安いもので8万円前後、高級車になると100万円以上のバイクもあります。
◇トラックレーサー
トラックレーサーは、競輪やタイムトライアルを競う競技専用タイプの自転車で、オーバル型(長円形)のトラックを走行しますので、トラックレーサーと呼ばれています。
競技専用の設計のため、そのままの状態で一般道を走行することはできません。その一番の理由は、トラックレーサーにはブレーキが付いていないからです。
また、変速機が付いていないのもトラックレーサーの大きな特徴で、固定された同じギアで走行するため走行中はペダルが回り続けます。
◇クロスバイク
クロスバイクは、街中のポタリングやサイクリングなど、楽しく快適に走行することを目的に作られている自転車で、普段使いに適したスポーツバイクです。
クロスバイクは、ロードバイクやトラックレーサーに使用されているドロップハンドルではなく、上体を起こした状態で操作できる運転しやすいフラットバーのハンドルが設定されています。
フラットバーハンドルは、体を起こした状態で走行できることから、走行中は広い視野を確保でき、ハンドル操作が容易で小回りを効かせた走行ができます。
また、クロスバイクはロードバイクよりもタイヤの幅が広く、荒れている路面でも安心して快適に走行できることから、スポーツバイク初心者の方におすすめの車種です。
◇その他のスポーツバイク
ご紹介したスポーツバイクの他に、未舗装の道路もラクラク走行できる「グラベルバイク」や、衝撃を軽減させるサスペンションを装備して、荒れた未舗装道路(オフロード)を走ることを目的に作られた「MTB(マウンテンバイク)」などもスポーツバイク好きには人気です。
また、雪道や砂地を得意とする「ファットバイク」、自転車でオートバイのモトクロス走行(未舗装の悪路や急勾配の坂や斜面などを走行する)を楽しめる「BMX」など、特別な条件下でスポーツ走行するためのバイクもあり、目的や用途に応じた多種多様なスポーツバイクが存在します。
■スポーツバイクをより楽しむ方法
スポーツバイクを思う存分楽しむには、目的に合ったスポーツバイクを選ぶことから始まります。
軽快に走行するサイクリングをしたいとか、筋力トレーニングのために走行するなら「ロードレーサー」、ゆったりとサイクリングを楽しむとか、街乗りや日常使いに使用するなら「クロスバイク」が適しているように、走る目的に応じたスポーツバイクに選んで乗りましょう。
また、楽しむには安全走行にも気を配る必要があり、ロードレーサーであればスピードがかなり出ることから、転倒時の頭を保護するためにヘルメットの着用必須となります。
また、ロードレーサーやクロスバイク、MTBでもハンドルをしっかり握る、落車時の手の怪我を軽減する役割を果たす専用グローブを装着することは重要です。
他にも、空気入れ、パンク修理セット、タイヤ交換に使う工具なども、スポーツバイク乗りとして揃えておきたいツールです。
■まとめ
スポーツバイクは、ロードバイク、トラックレーサー、クロスバイク、MTBなどいくつかの種類があり、それぞれの目的は速く走る、街中をゆっくり走る、サイクリングする、山道を爽快に走るなど走行路面によって楽しみ方が違います。
そのため、走行目的や用途に合わせてバイクの種類を選び、尚且つタイヤの太さや車体(フレーム)の重量、ギアの枚数やギア比も選び方の条件に入れておきましょう。
どのような目的でスポーツバイクを選んでも、走ることの爽快感は変わるものではありません。
自分が必要としている走りができるバイクの条件を把握して、お気に入りの1台を見つけることをおすすめします。