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「大自然で遊ぶ『カヤックの魅力』とは」

「大自然で遊ぶ『カヤックの魅力』とは」

大海原や山々を背景に抱える湖など、その壮大な自然の風景を水面近くから楽しむことができるカヌーとカヤックは、ウォータースポーツの定番として人気のアクティビティです。
小舟に乗りこみ、水面をクルーズするのはとても気持ちがいいものですが、カヌーとカヤックはどう違うのかとか、初心者でも楽しめる遊び方はどういったものかなど、ちょっと気になる方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、カヌーとカヤックの基礎知識とその魅力、初心者におすすめの遊び方などをご紹介していきます。

■基礎知識:カヌーとカヤックの違い

カヌーとカヤックは何が違うのか、実はカヌーというくくりの中にカヤックが存在しており、一般的にカヌーと呼ぶものをカナディアンカヌーと言い、それぞれの用途が違うことから構造も異なり二つに大別されています。
元々、カヌー(カナディアンカヌー)は、ネイティブアメリカンが狩猟や荷物を積んでの移動手段として使っており、カヤックはエスキモーがアザラシやトナカイの皮を座席部分以外に張りめぐらした一人乗り用の小舟で、海獣猟のために利用していたそうです。
両社とも、パドルという「櫓」で進んでいきますが、カナディアンカヌーは水を漕ぐブレードが片側に付いた「シングルブレードパドル」で、カヤックは両方にブレードがついた「ダブルブレードパドル」を用いて漕いでいます。
それぞれのパドルによって、進むときの動かし方が異なり、カナディアンカヌーの場合は片方だけのパドルで漕ぐことから、直進するのにはカヌーの両サイドを漕がなればなりませんのでパドルを持ち替えながら進んでいきます。
そのため、波のあまりない穏やかな川や湖で楽しむのに最適な乗り物と言えるでしょう。
また、カナディアンカヌーは、デッキにあたる部分がボートのように開いていますので、サイズにもよりますが複数人で乗船したり、荷物を運んだりできる構造となっています。

◇カヤックの特徴

カヤックは、パドルの両方にブレードが付いていることで、パドルを持ち替えることなく交互に水面を漕ぐことでまっすぐ進むことができ、初心者の方でも比較的扱いやすくなっています。
また、カヤックはその用途に応じて形状が異なり、その違いを理解した上で遊び方に合わせた形状のものに乗ることをおすすめします。

■カヤックは、使用用途によって種類が色々とある

カヤックは使う場所や使用用途によって異なった形状の船がありますので、ご紹介していきます。

【シーカヤック】

シーカヤックの船体は、細長く直進性に優れており、船内に水が入らないように座る部分以外は覆われています。
シーカヤックの魅力は、潮風に吹かれながら大海原を走る解放感と視線が水面にかなり近いため、透明度が高い海では泳ぐ魚たちを漕ぎながらでも見る事ができることです。

【リバーカヤック】

リバーカヤックの船体は、急流を進むことを考えて頑丈なことと、俊敏に船体が動く機動力を備えています。
リバーカヤックは、川の流れによってのんびりとした川下りや、急流の中でカヤックを操る楽しさなど、さまざまな楽しみ方ができます。
特に流れの激しいポイントのある川を下るときは、練習を積んでからカヤック操作に慣れたうえでチャレンジしましょう。

【レクリエーション(ファン)カヤック】

レクリエーションカヤックは、船の幅が広く安定性が高く転覆しづらい構造で初心者の方にも扱いやすいことから、リゾート地のカヤックレンタルにも多くあるカヤックです。
釣りやシュノーケリングなど、水遊びしながらのんびりと水上を過ごすのに最適です。

■カヌー・カヤックを楽しむための準備

カヌーやカヤックの体験ツアーですと、基本装備は施設側が用意してくれますので、あとは個人的に使用するものだけを準備していけば楽しめます。
服装は、上半身や足元に水しぶきがかかりますから、濡れても良いように水着着用が基本です。
水着の上に、ラッシュガードなどを着て体の保温と陽ざしによる日焼けを予防しましょう。
また、乗り込むときはビーチサンダルのような、踵で踏ん張りにくく脱げやすいものは履かずに、踵をホールドしたサンダルやマリンシューズを履きましょう。
水上では日陰がありませんので、日焼け止めを塗り熱中症対策に帽子を被り、水面の照り返しを遮るためにサングラスをかけることをおすすめします。
さらに、屋外で体を動かすため飲料水と、安全のために携帯電話を持って楽しみましょう。

■まとめ
カヌーやカヤックは、さまざまなシーンでの楽しみ方が満載です。
きれいなマリンブルーの海を漂いのんびりしたり、自然に囲まれた川や湖を漕いで進んでみたり、自分で楽しみ方を選んで遊びましょう。
また、湖近くでキャンプをするときなどにおすすめなのが、ポンプなどで空気を入れて使用できるカヤック「インフレータブルカヤック」です。
このカヤックは、空気を入れる前はコンパクトサイズですので、持ち運びも簡単にできますしデザイン的にも安定性の高い形状になっており、誰もが気軽に水上体験を始められるというものです。
キャンプに限らず、海水浴でもその楽しさを満喫できますので、おすすめのカヤックです。

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