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6.32020
ギターを始めるなら②『アコースティックギター編』
「ギターを始めるなら②『アコースティックギター編』」
アコースティックギターは、エレキギターのようにアンプに繋がずに好きな時に好きな場所で音を奏でて楽しめる楽器です。
今回は、アコースティックギターの選ぶ際に役立つよう、アコースティックギターの種類など特徴をご紹介していきます。
■アコースティックギターとは
アコースティックギターと言っても、その価格やデザイン、形状など様々なタイプがあります。
数あるギターの中からお気に入りの一本を選ぶために、ギター選びのポイントを解説していきます。
◇ギターの弾きやすさは価格に反映している
ギターを始めてみようかなと思いギターを買うとき、今まで弾いたことがないからうまく弾けるように上達する自信もないし、趣味として続けていくかどうかもわからないと考え、ついつい低価格なギターを買ってしまうことはありませんか。
しかし、ギター初心者でも、低価格のギターを購入するという考えは、頭から外した方が良いです。
なぜなら、低価格のギターはパーツの作りこみが荒く、その分仕上がりの精度も低いため音程が定まらないとか、ネックの形状がやたら太くコードを押さえにくかったりすることが意外と多いからです。
演奏するうえで、不適格なクォリティのギターをもってしまうと、音に納得がいかず弾きにくいためギターを弾くこと自体に興味が失せてしまいます。
ギターの価格帯は、千差万別ですがプロが使うような高級ギターはともかく、初心者の方ならエントリークラスと呼ばれる3~5万円くらいのタイプのギターを選ぶようにしましょう。
その価格帯のギターならば、使い勝手が良く音質や音程も安定している傾向にありますのでおすすめです。
◇デザインが好みのものを選ぶ
アコースティックギター選ぶ中で、長年所有に値するほどの愛着をギターに感じることも重要です。
つまり、ギターのボディデザインが美しいとか、ボディの色が好きな色などということも選ぶポイントとなるわけです。
アコースティックギターには、ボディのサイズも多種あり、デザインについてもボディのくびれの目立つもの、逆にくびれがあまりないタイプもあります。
ボディの色も、木材のナチュラルな色や、こげ茶、ブラック、黄褐色、赤系などの色味があり、それぞれの色のギターにツヤあり、ツヤなしのタイプがあります。
最終的には、好みの色とサイズを決め、ギタースタンドに立てかけ部屋に飾ったときに素敵なギターと思えるようなものを選ばれることをおすすします。
■アコースティックギターの代表的ボディ形状
アコースティックギターの代表的なボディ形状がMARTIN(マーチン)の「ドレッドノート」と呼ばれるMARTINのギターの中で最も大きいモデルです。
弾いた時の音量も大きくストリート演奏でよく使われているタイプで、音を大きく鳴らせることからストローク奏法に向いています。
GIBSON(ギブソン)の「ジャンボ」は、大きなボディを持つギターでドレッドノートよりも大きい音色が特徴で、型番で言うとGIBSON J-180がジャンボのスタンダードで、さらに大きいスーパージャンボと称されるのがGIBSON J-200です。
ドレッドノートよりも小さな形状のギターは、MARTINの「000(トリプルオー)オーディトリアムモデル」です。
こちらのギターは、ボディサイズが小さめで音質がクリアな音色、弦のテンション(張る力)が弱めなので、力の弱い女性にとっても弾きやすいギターです。
この「OOO」のボディに、ドレッドノートのロングスケールのネックを組み合わせたのがOMモデルで、フィンガーピッキングスタイルの奏法に向いています。
「ラウンドショルダー」タイプは、ドレッドノートの角を丸くしたようなボディで、GIBSON J-45やジョンレノンも使用していたJ-160Eなどが代表的なモデルです。
大きいサイズのボディのギターは、ワイルドなサウンドでストローク向き、小さなボディはレスポンスと音の分離が良いので、フィンガーピッキングスタイルにマッチしますので、演奏したいスタイルによってギターのボディタイプを選んでみてはいかがでしょうか。
■ギター価格の違いはココにある
ギターのブランドによって、ギターの価格の違いは様々ありますが、基本的になぜ価格の違いが生じるかというと、それはギターのボディの素材が1枚板か合板かによって価格に開きが出てきます。
1枚板の素材は「単板(たんばん)」と呼び、高価なギターほど単板で作られています。
その理由は、単板は木が振動しやすいことが特徴で、音の芯がはっきりと出てくるからで、合板は単板よりも芯のぼやけた柔らかい音が特徴だからです。
ボディ部分に全て単板を用いたギターを「オール単板」と呼び、高級なギターの代名詞となっています。
■まとめ
アコースティックギターは、弦の振動をボディ全体で共鳴させて音色を奏でています。
アコースティックギターの弾き方次第で、やさしく繊細な音色から迫力のある荒々しい音色まで、様々な音色を奏でられるのがギターという楽器です。
アコースティックギターは、古くから多くの人々に親しまれてきた楽器であり、いつでも、どこでも気軽に音を奏でられる音楽好きのパートナー的存在として人気があります。