「アウトドアで楽しむ『流行りのソロキャンプにチャレンジ』」

仕事が忙しく、日々の生活が家と会社を行ったり来たりするだけですと、ストレスが溜まってしまいます。
休日くらいは、仕事から離れてゆっくりとした静かな時を過ごしたいと思う方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか？
ストレスを軽減し、気力が出る生活にリセットしてくれることと言えば、自然の中に身を置いて街中の喧騒から離れることでしょう。
飛行機や電車で移動するような遠出ではなく、お住まい近くの川や山でテントを張れるような場所さえあれば、充分にリラックスすることも可能です。
その様な時はひとりでキャンプ、いわゆる「ソロキャンプ」でスローな時の流れを体感するのがおすすめです。
日中は、川で魚を釣ったり、読書をしたり、山を散策したり、夜になれば焚火をして星空を眺めるという時間の過ごし方です。
自然の中で一晩過ごし、自分との対話をしてみるのもストレス解消にはぴったりではないでしょうか。
そこで今回は、「ソロキャンプ」についてご紹介していきます。

■ソロキャンプとは

ソロキャンプとは、文字通り「ひとり（ソロ）で行うキャンプ」のことです。
最近、人をわざわざ集めなくて良いとか、自分の予定で自然と触れ合えるという理由からソロキャンプが流行っています。
友人たちとグループでキャンプをするのも楽しいのですが、その様な環境ですとどうしても周囲を気にしてしまいがちです。
つまり、自分がやりたいことばかり出来るわけではないですし、その時にしたくないことでしなければいけないこともあります。
心と体を休めるつもりのキャンプが、グループで行くとそうはならない可能性もあることから、たまには気軽に一人きりの自由を謳歌しようと「ソロキャンプ」は流行しているようです。
誰にも自分の行動を束縛されず、気ままにしたいときにしたいことをすることは、一番のストレス解消にもつながります。

■ソロキャンプの過ごし方

◇キャンプで使う道具

ソロキャンプをするにも道具は必要ですから、楽しむための最低限の道具をご紹介しておきます。
まずはテント、地面に敷くマット、シュラフ（寝袋）、ミニチェア、ミニテーブル、ガス・バーナー、コッヘル（キャンプ用の軽量な調理器具）、ランタン（灯り＜LEDランタンがベスト＞）、チャッカマンやコップ、キッチンペーパー、キャンプ用グローブ、トングなどもあると便利です。
これらは、50リッターほどのバックパックに収納可能ですが、車でキャンプ場へ行くのでしたら車に積み込むだけで大きなバックパックは必要ないでしょう。

◇キャンプを楽しく演出する「焚き火」

キャンプと言えば、焚き火で起こした火を利用して、暖を取ったり調理をしたり、
また揺らぐ炎のもとで読書をするなど、普段とは違った生活の体験が楽しいものです。
焚き火をするうえで必要な道具は、焚き火台、グローブ、トング、チャッカマンなどです。
トングは肉や魚を焼くとき、また焚火にくべた薪をつかむ時などに使用し、チャッカマンは火種に火を付ける時に使用、グローブは火を扱う時や熱くなった調理器具などからの火傷防止のために使います。
焚火を利用しての楽しみ方は色々ありますが、本格的なコーヒーをキャンプで楽しむこともできますので、コーヒー好きには楽しいものです。
その方法は、まずコーヒーの生豆を焚火で焙煎し、焙煎した豆をミルで粉に挽いて本格的なコーヒーを味わうのは格別ですし。
また、燻製好きの方なら燻製チップと段ボール製の燻製キットを焚火で利用してチーズや蒲鉾、ナッツなどの燻製づくりをするのも楽しいものです。

◇焚火の注意点

焚き火は、自然環境へのダメージと安全面を考えて、地面の上で直接火を起こさず焚き火台を使うのが基本です。
また、焚火は場所によって条例で禁止されている場所もありますので、キャンプ場で焚き火台を使い楽しむことがおすすめです。
焚き火後は、灰まで燃やし尽くし完全に消火して、冷えた灰をキャンプ場内の灰捨て場に捨てましょう。
もし、灰捨て場が無い場合は、完全に消火後に少量の水をかけて持ち帰り、燃えるゴミとして処分をしましょう。

■まとめ
学校でも会社でも、人が一般社会に属している限り、多くの人と関わって生活をしています。
人と関わって生きていくことは、多くの発見や楽しいこともありますが、その反面人間関係でストレスを引き起こすこともあります。
ちょっと疲れたかなと感じたときは、我慢しないで自己を解放するように心がけると心が疲れません。
ソロキャンプをすることで、一時的に社会から抜け出し一人になる事で、自分自身を再確認し、本来の自分に立ち返る事が可能ではないかと思います。
ソロキャンプの魅力は、他人に迷惑をかけず自然を損傷しない限り、自由に過ごせるものです。
大自然の中のソロキャンプで、自分自身を思いっきり開放し気分をリフレッシュする楽しみを味わいませんか。