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6.192020
「初心者でも、すぐ始められる『ウクレレ入門』」
「初心者でも、すぐ始められる『ウクレレ入門』」
ウクレレは、トロピカルで軽やかなサウンドが聴く人へ心地良く響くハワイアン楽器です。
ギターは6弦、ウクレレは4弦と弦が2本少ないことで、初心者の方でも簡単に弦を押さえることができます。
ウクレレは4弦しかないのに、その奏でる音色は心が癒されるサウンドで、時代を問わず多くの人に人気があります。
今回は、誰でも気軽に始められるウクレレについてご紹介していきます。
■ウクレレのボディスタイルとサイズ
ウクレレのボディフォルムはいくつかありますが、一般的なのがスタンダード型とパイナップル型の2つです。
スタンダードは、ボディの中央がくびれた(ひょうたん風)シェープ(形状)で、持ちやすくなっており、多くの方がウクレレといえば、この形をイメージすることでしょう。
次にパイナップル型ですが、こちらは名前通りパイナップルのように楕円形のシェープをしています。
パイナップル型は、スタンダードより内部の空間が広いことから、音量はスタンダードより大きく豊かな響きの音色を奏でてくれます。
ウクレレの材質には、いくつか種類がありますがハワイに自生するコアウッドが基本の材料です。
最近では、コアが希少になってきたこともあり、マホガニー材質のウクレレも増えており、価格もコアよりも比較的安価で入手しやすいので、初心者の方にマホガニーのウクレレはおすすめです。
ウクレレの値段は、安いものであれば5,000円前後から高級品となると数十万円するウクレレもあります。
ちなみに、コア材のウクレレは合板のウクレレであっても、4万円以上はしますがその音色にはコア独特の満足感があります。
◇自分のサウンドの好みと体型にマッチするウクレレのサイズを知ろう
ウクレレは、サイズの小さいものから順番にソプラノ、コンサート、テナー、バリトンの4種類に大別されます。
ボディサイズの大きさによって、奏でる音のキーや大きさが違ってきます。
また、演奏するときは、しっかりホールドできるようなサイズを選ぶことが重要ですので、自身の好みの音色とご自身の体型でウクレレのサイズを決めましょう。
◇ソプラノサイズ
ウクレレの中でも一番コンパクトなサイズで、通常ウクレレというとこのソプラノサイズのことです。
全長は52~55センチが一般的で、音程を決めるフレットの間隔も指の細い女性やお子さまにジャストフィットするサイズです。
これからウクレレを始める方の最初の1本として、購入するのにぴったりなサイズとなっています。
◇コンサートサイズ
コンサートサイズは、ソプラノサイズより一回り大きいウクレレで、全長は60センチほどのものが一般的となっており、ボディのサイズが大きくなる分、音色も大きく響きます。
ボディが大きい分、ネックも長くなりフレットの間隔も広くなることから、指が太い男性でもわりと弾きやすくなっています。
練習に励みウクレレの演奏を披露するなら、弦の長さ(スケール)が長いこのコンサートサイズで始められる方が良いかと思われます。
◇テナーサイズ
テナーサイズは、コンサートサイズよりも大きく、全長は70センチほどが一般的で体の大きな方におすすめのウクレレです。
サイズが大きくスケールも長くなる分、音量も大きく音程も安定しています。
◇バリトンサイズ
バリトンサイズは、テナーサイズより大きく、全長は80センチほどでギターにも似たようなサウンドを奏でてくれますが、チューニングがほかのウクレレと違いウクレレとしてあまり一般的には使用されていません。
■ウクレレ演奏の基本的なフォームと弾き方
ウクレレを演奏するときは、ボディ部分を自身のみぞおちあたりに置き、右手首から肘までの上腕部で、ボディの下部分を挟んで支え持つのが基本スタイルです。
弦の弾き方には3通りあり、親指、または人差し指や中指で弦を1本ずつ1音ずつ、つま弾くのが単音弾きです。
次に、複数の弦を1本ずつ流れるように弾くのがアルペジオ奏法です。
各弦の音の余韻が重なり合って情緒のある演奏ができる奏法です。
最後に、右手を4本の弦を一気に振り抜いて弾くのがストローク奏法で、ウクレレ演奏の基本のスタイルです。
◇ストローク奏法
ストローク奏法の基本は2通りで、人差し指を曲げた状態からまっすぐに伸ばすような感じで弦を下に弾くのがダウンストロークとダウンストロークで伸ばした指をまた曲げるように指の先で弦をかきあげて弾くのがアップストロークです。
交互にストロークを繰り返すことで、リズムを刻みながら演奏をしていきます。
■まとめ
ウクレレは、気軽に演奏を楽しめる楽器です。
その理由は、比較的に簡単に押さえることのできる「C、Am、F、G7」という4つの演奏コードをマスターすると、井上陽水の「夢の中へ」やユーミンの「ルージュの伝言」ベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」ハワイアンミュージックの「アロハオエ」ビートルズの「Let It Be」など、50曲近くの様々なジャンルの演奏が出来てしまいます。
手軽に演奏が楽しめるウクレレは、自分の傍にいつも置いて永くつき合っていける可愛い楽器です。